御代田アートライドに続くBRUNOライド。
今回の舞台は、斎藤道三や織田信長が治めた岐阜城下町

所々に歴史の面影を残す路地と、
長良川の流れる河川敷、
新しいカフェやギャラリーが並ぶ街並みを、
BRUNO e-toolMINIVELO ROADでゆるく、気ままに走ってきました。


岐阜駅〜柳ヶ瀬商店街

岐阜駅を出ると、金ピカの織田信長公がお出迎え。
レトロな劇場や喫茶店が立ち並ぶ、柳ヶ瀬商店街を抜けて、まずは腹ごしらえのためランチへ

平日のランチタイムには、たくさんの人で賑わう老舗、丸デブ総本店
メニューは中華そばとワンタンのみというシンプルさなのに、
どこか懐かしくて、やさしい味わいです。

ユニークな店名のインパクトも相まって、
この一杯を求めて県外から訪れる人もいるほど。
旅のスタートにぴったりの、ほっとする時間でした。


川原町 〜 長良川方面へ

お腹を満たしたあとは、川原町の古い街並みを通って北へ。
歴史ある建物が並ぶ通りを走っていくと、
その中に新しいお店や建物も混ざり、
“昔の良さ”と“いまの暮らし”が心地よく入り混じった景色が広がっています。

途中には、クラフトジントニック を手がける
長良酒造さんもあり、思わず足を止めたくなるスポットです。


長良川を渡って、山田珈琲へ

鵜飼で有名な長良川を渡って北へ。
澄んだ川の流れと山の稜線を眺めながら走る時間は、
この日の天気も相まって思わず深呼吸したくなるほど気持ちいい。

通りから一本路地に入った山田珈琲さんでひと休み。

カフェではなく、豆の販売にこだわったコーヒーショップ
店内で試飲ができるので、
お気に入りの味と出会ってから買えるのが嬉しいところ。

豆を購入すると、
おいしい淹れ方をわかりやすく教えてくれて、
家でも美味しいコーヒーがそのまま味わえます。

店内にはこだわりのカップや温かみのあるインテリアが並び、
ゆったりとした時間が流れる中にも、さりげない高級感が漂っていました。


道の途中で立ち寄ったアートギャラリー本田さん
もともと醸造所だった建物を生かした、これまた味わい深い空間。

アンティークの器や古い道具たちが、
当時の姿のまま丁寧に並び、
古い建物の空気と自然に溶け合っています。

世界中から集められた品々が、
“今も使える美しさ”をそのままに、そっと息づいている場所。

時間の流れが少しだけ変わるような、
そんな不思議な感覚に出会えたお店でした。


明治から続く油問屋、山本佐太郎商店さん。
昔ながらの食材をアレンジしたお菓子やご飯のお供が並ぶ店内は、ほっとするような心地よさ。

古い建物の風合いを残しつつ、
いまの暮らしにも自然と溶け込むように整えられた店内。
オーナー自身が店舗のリノベーションを手がけたそう。
その優しい空気が、お店の雰囲気や並ぶ商品にも伝わっていて、
どこか安心感のある心地よい場所でした。


未来的なデザインが目を引く図書館、みんなの森メディアコスモス

館内では学生が勉強していたり、本を読む人がいたりと、
それぞれが自分の時間を過ごす、心地よい空間でした。

一部エリアなら飲食OK。
カフェの自由さと図書館の静けさが同居する新鮮な場所です。


旅のしめの鮨かいどう

1日の終わりは鮨かいどうさんへ。
握りを味わいながら、今日見つけた景色や出会いを思い返します。

鮨かいどうのある通りは“御鮨街道”と呼ばれ、
かつて長良川で採れた鮎を寿司に加工し、
江戸へ運んでいた名残から名づけられたものだそう。

旅の最後に、岐阜の歴史を静かに感じる時間でした。


次の目的地は、金華山の上。

e-toolに買ったお土産を積んだり、
気になった場所で立ち止まってまた走り出したり。
ストップアンドゴーがしやすいBRUNOの軽さは、
改めて街中を巡る今回のライドと相性ぴったりでした。

“自転車で巡るちょうどいい距離”
“偶然の寄り道が楽しい小さな旅”

そんな言葉が浮かぶ岐阜ライド。
ぜひ自転車で探索してみてください!

次は今回見送った金華山を登って、
岐阜城に行ってみたい思います!