海から山までギュッとなった別府にはe-bike

別府に行く用事ができた。
別府は、海から山までが近く、キュッとした町。
母方の実家で、過去に何度も帰省したことがあるけど、家族と訪れるのは決まった場所が多い。
せっかく別府に入るなら今まで行ったことない場所に訪れてみたい。
路地フェチの自分としては、車で入れないところまで散策したい。
でも自由な時間は日曜日の午前中。
坂が多い別府、日曜日の早朝から動こうと思うと、ハードすぎるのは二度寝を引き起こす原因に。
解決しようと思ったら、e-bikeがいいんじゃないかと思いたち、いざ輪行。
新しくリリースされたe-hopで京都から輪行を試みる。
別府に行くなら温泉をと思い、かごをつけたら、輪行袋に収まらない。

BRUNO/e-hop/

輪行にはちょっと工夫が必要

ということで、急遽ホームセンターで折りたたみ式のかごを買って、収納。
急遽の割には色は合わせられた…はず

BRUNO/e-hop
BRUNO/e-hop

フロントホイールごといけたらよかったがさすがにはずさないと収まらなそう、工具さえあれば、収納5分。

BRUNO/e-hop/BROOKS

持ち運びはちょっと重いので、工夫が必要。
逆さにひっくり返して収納して、いざ輪行。
フロントホイールは15mmのレンチで外してコンパクトに。

BRUNO/e-hop/輪行


輪行のルールが少し変わって、3列シートの一番後ろに自転車を収めるのだけど、自由席なら空いてればOK。
指定席なら、安心してそのスペースを確保できる。

BRUNO/e-hop/輪行/新幹線

小倉についたら、乗り継ぎのソニックが遅れていた。これも旅の楽しみ?

BRUNO/e-hop/輪行

Welcome to 別府 ピカピカのおじさんのお出迎え

重いなあと思いながらもなんとか別府着。やればできる。
別府駅についたら、まずはピカピカのおじさんに挨拶。
90年前に別府を有名にすることに尽力した油屋熊八さんとのこと。あだ名がすごい。
名前と裏腹に、様々なアイデアで別府をアピール。
富士山の上に、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」というキャッチフレーズを考案して、そのフレーズを富士山の山頂に標柱を立てて掲示したり、予定がないところにも別府温泉 亀の井ホテル建設予定地の看板を東京、大阪にも立てて別府をアピール。
おなじみの女性のバスガイドさんもこのピカピカのおじさんが考案したそう。

すごい人なのだ。

別府駅/ピカピカのおじさん/e-hop

興味の赴くままに

挨拶を済ませたら翌朝の、ライドに備えて就寝。
朝6時起床。ちょっとダラダラして45分に出発。
別府はいきなり坂。
山沿いに街が拓かれたせいか、迷路のように入り組んでいて、細い道もあって、楽しい。
普通の自転車ならできるだけきつくない道を選びたいけど、e-bikeならあえて楽しそうな道を気軽に選べる。
こんな坂道にも入っていきたくなる。

路地/別府

気になった坂をあがると、どうやらガスってる様子。

e-hop/秘湯

秘湯の響きだけで先にすすめる

目的地は、山の上の秘湯。
前からちょっと気になっていたけど、車でいくのも難しそうで、家族で行くのもちょっとハードル高そうな混浴の無料の秘湯
。秘という漢字が入るだけで、スペシャル感が。つまりがんばれる。
海の側の別府駅からだと500m標高があがる。
寝起きの500mはしんどい。でもアシストされて上がっていける。

すると、未舗装路に。
看板には、いろいろ警告が。
・鶴見岳の噴火レベル1
 →この後、現在は噴火レベル2に引き上がったよう。レベル引き上げは初めてとのこと。(行っといて良かった…)
・重大な犯罪事件も発生のため、夜間や女性の身の立ち入りはやめておいた方がよい。
ちょっと怖いなと思いながら、進んでいく。

e-hop/山道

増す秘湯感

進んで行くと、さらにガスがこくなってくる。
しかも台風が近づいてきているようで、いろいろ不安にもなる。
カーゴには、着替えの入ったバッグと、風呂桶。
この先本当に温泉はあるのか?

e-hop/山道

そして秘湯

冒険感が刺激される。
自分の力だけだと折れそうな心も、e-hopがアシストしてくれるおかげで進んでしまう。
本当にここで大丈夫?というようなところを何度も通り抜けてるうちに広場が、そして車が止まっている。
車で来れるのだと思いながら、自転車を止めて、坂をおりると、おじさんとすれ違い挨拶。
秘湯は近い。

さらにおりると開放的な脱衣場、川沿いに4つの露天風呂の湯船がある温泉。
地元のボランティアの方で維持されているよう。
温度も熱すぎず、ぬるすぎず、適度に管理されている。
地元のおじさんと一緒になり、近場の温泉事情を教えてもらう。
どうやら、このあたり似たようなお風呂が3つあるらしい。

e-hop/秘湯


長風呂ができない体質で、さっとあがったら、お腹がへったので山を下る。
と、前を歩いている大きな何か。
雉だ!
田舎育ちの自分は通学路に雉が歩いていて、人にびっくりすると飛ばずに走っていくことを知っている。
ゆっくり近づいて写真を撮ったら、やっぱり歩いて茂みに消えていった。

山道/秘湯

旅の楽しみの半分は食べ物で出来ている

坂を下ると明礬温泉の、岡本屋、はらぺこで別府名物鶏天を食べたいけど、朝からはやっておらず、
温泉で蒸されたエッグサンドイッチと、地獄蒸しプリンを朝食に。

サンドウィッチ/プリン/コーヒー

気になるモクモクを目指して黙々と進む

お腹がいっぱいになったら、少し霧も晴れていい景色に。
次は別府らしい景色を写真入収めたく、Googleマップで見た、見晴らし坂というところを目指す。
それにしても至るところでモクモク。

別府/e-hop

坂を下って鉄輪を目指しながら、気になる路地、モクモクをめがけてわがままに進んでいく。

e-hop/路地/別府温泉

鉄輪のモクモク。別府の人には当たり前かもしれないこの湯気に非日常感を感じて立ち止まってしまう。

e-hop/別府温泉

そして到着した見晴らし坂。
名前の通り別府の湧き出すモクモクが一気に見れる。

e-hop/別府温泉

そこから坂を下って鉄輪の路地を抜けて、こんどは湯けむり展望台を目指す。
普通なら絶対登らない(れない)細い激坂を登っていく。

e-hop/別府温泉/路地

見晴台に着。右奥の曇っているあたりがさっきの秘湯。

e-hop/別府温泉/公園

山だけじゃない。海もある。

このあとは、海を目指してみるけど下りで行き止まりの袋小路になって、
普通ならえ?これ戻るの?と思うところだが、よっしゃよっしゃと戻れる。

登りきったら坂を下って海を目指す。
山も海も近い距離にあるのが別府の魅力。対岸には大分市の工場が見える。

e-hop/別府温泉/海

ミニベロの醍醐味 路地裏探検

海を抜けたら、路地裏探検。
ミニベロの一番の利点は、小回りが効いて、止まりたいところで止まれる事。
濃厚な別府の町を堪能。

e-hop/路地
e-hop/路地
別府温泉/竹瓦温泉

もう一山行っとこうという気楽さ

このまま終わってもいいけど、せっかくならもう一山と、昭和ロマンを感じる遊園地ラクテンチを目指す。
ラクテンチは表から行くとケーブルカーで激坂をあがってたどりつける遊園地。
でも、実は裏に道があるのでそこをアタック。
川沿いを抜けながら山道を目指す。
こういう路地、川、線路、みたいなところに何かを刺激されながら探索。

e-hop/路地

ラクテンチを横に見ながら山道をひたすら登る。
さっきまでいた街がまた下に広がる。

e-hop/景色

この頃には景色も晴れてきて、高崎山、町並み、海、そして観覧車までが一気に見渡せる光景が見られる。
この混沌とした景色がたまらない。

景色/海

得た満足感と、疲労感が比例しない感じ

あとは、山を下って終了。
体は?疲れていない。7時前に出発して12時には温泉入って、ご飯食べて、散策してと超満足な午前中の濃い体験。
800m強、山を登っていたけど、散歩気分で疲れもさほどない。
E-Bikeだからできる短い時間で、ほどほどの負荷でギュッと楽しみを凝縮できる濃い時間。
今日は運動したいなというテンションまで持っていけない時、頑張った時と同じ満足感だけ贅沢に得られるのはEバイクの魅力?


これは癖になりそう。
頑張ると言えば、輪行のハードルは少し高め。
でもお釣りは十分な満足体験のできる、Eバイク輪行で旅先のチャレンジ、ぜひトライしてみませんか?

ライド記録

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