10月某日ぼくたちは長野県飯山市の飯山城址公園の駐車場に到着した。
長野県と新潟県の県境である飯山市を含む一帯を信越エリア呼び、日本有数の豪雪地帯、日本有数の米どころ、スノーアクティビティ、ウォーターアクティビティ、とにかくこのエリアなら日本で楽しめるアウトドアアクティビティが何でも楽しめる感じがする。

その日、朝の気温が4℃だったが、天気は晴れ予報、厚めの上着だけ羽織ってE-tool にまたがった。
実は11月6日に『信越グラベルライド』という地元の有志達の声掛けのもとグループライドイベントがあり、無理を言ってコース試走を兼ねて走らせてもらった。

そして合間に『釣り』『蕎麦』『キャンプ』をする盛りだくさんプラン。

とにかく、全て積み込む。サッと取り出さない物はサイドボードへ留めて、ボックスの中にはノコギリ、テント、その他キャンプグッズ、着替えなど。
さて、30分ほど準備&遊び道具を積み込んで出発―!

通称『仏壇通り』と呼ばれる道を通り、中央橋を渡る。

今回は高社山(こうしゃさん・たかやしろやま)をぐるりと反時計回りに1周して木島平スキー場の下に出てくる予定である。その高社山、飯山側から見ると尖った形をしているが、20-30万年前の火山活動でできた山で、信州百名山の一つ、また高井富士とも呼ばれている。

線路の跡地や農道グラベルを抜けたあと、序盤に一気に標高を稼ぐ形のルート。
ボックスの中で色々ガタガタしているが、ボックス自体深くしっかり固定しているので、ちょっとやそっとではなんてことはない。
なんだったらもう少し載せられたから、次回は焚き火台なんてのもいいな。

リンゴ畑の間を抜けていく。
今から11月上旬にかけて収穫のピークになるので、リンゴ農家さんの邪魔にならないように気をつけよう。

溶岩が造り出した多くの奇石があるようで、こちらもその一つかな?伝説の岩もっとアピールした方がいいのではないかと思うが、逆に目を引くのかもしれない…そんな岩あったかな?

あれ??行き止まり?
と思ったが、どうやら動物避けの電気柵だった。ここは自分で開けて、通ったら閉める。
すぐ下のリンゴ農家さんたちの迷惑になるので確実に!

大きめの倒木が!
そうそう、こんなこともあろうかとノコギリを持ってきたのだ。

さぁ、ノコギリの刃渡りと同じくらいの太さの倒木だったので、潔く諦めて先へ進もう。
とにかくシングルトラックとダブルトラックをつないでグラベルライドが続く。最高である。20インチでもアシストがあれば何とかなってしまうものだ。

そして抜けた先にもリンゴ畑、そんなリンゴ畑ばかりないやろ、と思っていたが、想像以上のリンゴ畑だらけ!なんだかリンゴ食べたくなってきた。

たまに強烈な登り坂がある。
諦めて押し上げるが、諦めたことを後悔する重量、いくら軽いとはいえ遊び道具満載で全体で30キロはあろうかと…このときばかりは積載能力の高さが裏目にでた!と思うが、そもそもこんな所へはは普通行かない!

その後もイノシシが掘り返してボコボコになった道を抜け『北志賀フィッシングパーク清流の里』へ釣りをしにきた。
9月末で渓流釣りは禁漁になっているので、今回はお手軽にこちらへ立ち寄った。
サオとエサ代は無料で、釣った分だけ重量計算で購入ということ。
釣れ過ぎたらどうしよう?と話してしたが…

釣り竿持ってきたけど、せっかくなので借りて釣りスタート。

なかなかサマになっていない二人で、1匹はすぐ釣り上げるが、その後が続かない…
諦めの悪い二人は結局1時間半ほど粘ってニジマスを3匹釣って終了。

なんとその場で調理してくれるという事なので、塩焼きを刺身にしてもらう。
これでご飯があれば昼食はここでよかったかも。
とにかくリアル渓流釣りでは1匹すら釣れなかったかもという事と、釣れすぎることもなかったが、こちらはぜひ子どもと一緒に来ることをおすすめしたい。

そしてすぐ近くの蕎麦屋さんへ。
ちょうど新蕎麦の時期で、水もいいのだろう、すごくしっかりしたお蕎麦をいただくことができて、天ぷらも地元の新鮮野菜でとてもおいしかった

その後は、絵に書いたような秋のグラベルライドを堪能、試走といいながら真っ先に一番楽しんでいるのは自分であった事に気付いた。

ちょうど帰り道だったので、木島平の道の駅にやってきた。
ここだけでしか買えないようなお土産がたくさんあってワクワクしていたが、今回はこれ!
飼料用の袋で作ったバッグ。
何に使うのか?と聞かれると困ってしまうのだが、可愛いのでついつい。
値段も¥1,300位からなので、けっこうお手頃だと思う。

のこり僅かだが、いよいよバッテリー残量がやばい。もう1台はここまで減っていないので、恐らく体重や積載重量でこのあたりは変わってくるようで、使い方によっては差が出るので注意が必要。

ちなみに45km,獲得標高1,000m,体重76kg,積載物12kgなので、参考にしていただければと思います。

と言いつつ、リンゴ畑の中を走り過ぎてリンゴが食べたくなってきた。

ちょっと時間もあったので、リンゴ狩りするかーという事でリアルなリンゴ農家でありながら観光にも対応してくれる『塩崎農園』さんへ飛び込み、採ったその場で食べて、お土産分も狩って帰る。

急なお土産にも対応できるボックススタイルは万能だな。
Special Thanx:https://shiozakinouen.com

思いの外釣りとりんご狩りで時間をとってしまったが、とにかく明るいうちに駐車場へ戻ってくることができた。
今回予定していたキャンプはできなかったが、季節を感じられるリンゴ狩りができたし、コースもその内グラベルが6〜7割あったにも関わらず(この使い方が正しいかは置いといて)男二人で電動アシストのチカラを借りて存分に信越を楽しむことができたのが最高だった。

ただの移動の道具としてだけではなく、e-toolと一緒にナイストリップを!

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