ツールドニッポンとは?

PAPERSKY ツール・ド・ニッポンは、「日本の魅力 再発見」をテーマに、PAPERSKYが企画・提案するツアープロジェクト。その土地の魅力ある文化、暮らし、自然、食、そしてそこに暮らす人々との出会いを求めて、自転車に乗って日本各地を旅しています。

そして今回訪れたのは栃木県矢板を中心とするエリア
上流には一軒の民家もない清流を望んだり、古民家を改装したカフェに立ち寄ったり。
夜にはバーベキューを頂きながら地元の方々と触れ合う機会まで。
普段、自分で計画するような旅では巡り会えない体験をすることができる魅力的なイベントなのです。
そして今回のサポート号はBRUNO トレーラー仕様のe-tool

ここぞとばかりに携帯ポンプを止めフロアポンプを装備、トレーラーのバッグの中には補修用のチューブから工具、走行中に必要のない参加者さんの荷物など。
リアボックスのクーラーバッグには参加者さんに途中で配る補給水までざっと20kgほどの荷物を積載してのサポート走行です。
青空に囲まれ気持ちよく進んでいくと、前日の大雨のおかげで完全に水没している道が、、

のんびり、ゆっくり、川のようになった道を抜けていきます。
こんな時でもe-toolの安定感が力を発揮します。

メーターの表示通り時速5kmと本当にゆっくり進んでいきますが、大量の荷物を積んでも、トレーラーを引っ張っていようともさすがの安定感。
子供を安心して乗せられるe-toolだからこそ、低速域でも全くふらつくことなく走って行けます。
初日のルートは那須塩原駅を出て矢板のお宿までの40km
当然山越えもする必要がありますが、e-toolの実力をためさんとばかりに、わざと参加者さんが全員見えなくなるまで待っているの図。

E-BIKEならではの発想ですね、わざと遅れて追いかけるのが楽しいなんて今まで思いもつかなかった遊びかもしれません。

追いかけていくと、どうしても自力で山越えができない参加者さんも出てきました。
レースではないですし、辛くなっても意味がない。
そんな気軽なイベントなのでゆっくり歩きながら山越えも良いねと押し歩きを初めたところで「私でも電動バイクって乗れますか?」と質問が。

なんと、止まることなく山を越えられてしまった。
初めてのサイクリングイベントで普段もさほど自転車に触れることもないとおっしゃられるこのお方。
「ふらつくこともないし、私の脚力でもこんな山を走りきれるんですね。」
と感動されていらっしゃいました。
ここでもまたe-toolの安定感が力を発揮しました。
気温も上がり始め、途中WASHINKANさんへ立ち寄り美味しいおやつをいただきます。
栃木県と言えばいちごが有名ですが、ここ矢板はリンゴが名産
矢板産のアップルパイと冷たいドリンクが体を癒やしてくれます。

リノベーションされた古民家には宿泊もでき、たくさんの本に囲まれた素敵なカフェ。
もちろんPAPER SKYの最新号も並んでいます。
二日目は矢板を出て鬼怒川温泉までの道のりを進んでいきます。
お宿を出てCM撮影のロケ地にもなっていた「ともなり橋」を左手に進んでいきます。
大手携帯キャリアメーカーさんのCMで一休ちゃんが出てくるところ、ここまできたら何のCMか想像ついた方もいるのでは?
太陽が真上に登ったころにひと休み。
気温がかなり上がったこの日に最適な、天然氷でつくった冷たいご褒美
和気商店さんは日光の天然氷のかき氷をはじめて60年も経つのだそう
夏場のみの営業になりますが、やっているかはリンクのツイッターから確認を。
今回はこの旅のためだけにお店を開けてくださりました、和気商店ファンの方に怒られてしまいそうですが1ヶ月ほど美味しい氷を先取りさせて頂きました。
最後に鬼怒川を渡るとゴールは目前。
この鬼怒川、昔は「絹川」と書いていたそうです。
大雨後の洪水のときに濁流となり、激しい流れと石のぶつかる音から鬼が怒っているようだと。
そういう説もあるんです、と同行くださった地元のサポーターの方に教えてもらいました。
ただ見て回るだけでなく、地元の方とふれ合うことができてこういう知識や歴史を学べると旅が深くなります。
旅の締めくくりはSLと並走しながらゴールまで
最終日のタイムスケジュールはこのSLの運行時刻に合わせたと言っても過言ではありません。
細道を抜け駅前へ出ると、ちょうどSLが到着してきました。
ここからは走行中にSLに追い抜かれ、駅でSLに追いついて。と並走しながら鬼怒川温泉駅まで走り抜けて2日間全行程75kmの旅も終了です。

旅の魅力とともに、e-toolでできることをたくさん感じることのできた2日間
次のe-tool旅はどこへ行こう


次回のツールドニッポンは7月に新潟 糸魚川で開催予定