KyotoGraphie が京都の街中で行われている。

いろいろな写真、アートが見れるとのこと。
京都の碁盤目の中で行われているため、自転車で周るといいよとオススメされ、
最近絵を描くことにはまっている家族に声をかけてみた。

妻、長女(13歳)、次女(10歳)を誘い出し、4人でサイクリングがてらめぐることに。
長女は、BRUNOに乗れる背の高さになったので、次女を除き3人BRUNOで出発。

どう巡るかを作戦会議。

ゴールは、たくさんの展示が行われている二条城に設定して、川端七条のマックから間のギャラリーを巡ることに。
最初にたどり着いたのは、ザ ターミナルキョウト
昭和7年に建てられた大型の京町家。
入り口の土間に入るといきなりアート。

工芸的生活のすすめ というテーマ。
鎖をアーク溶接しながらその周りにできた模様のアートや、1年放置した大きな茶筒の経年変化を楽しむものなどが展示されていた。

作品も素晴らしいけど、こんな大きな町家に入って探検出来る楽しさ。

1Fから坪庭を抜けて大広間に抜けて、奥庭、そのまま2F、さらには地下の防空壕跡までギャラリーに。
いわゆるうなぎの寝床の京町家、ここまで大型な町家に触れられる機会も少ないのでこれだけでも価値がある。

もう1件目で好きなものに囲まれすぎて満足してしまう感動が得られた。

次は、娘たちが最も行きたがっていた、約束のネバーランドの作者白井カイウさんと作画家出水ぽすかさんとシャネルの協業展示会。

こちらも会場は創業280年をこえる帯の製造販売、誉田屋源兵衛さんにて。
京都を歩いていて、重厚な町家にでっかい暖簾があって、中はどうなってるんだろう?と普段気になるようなところに、堂々と入って行ける喜び。
コロナ対策で入場が制限されていたけどそんなに待たずに入れた。

シャネルの生い立ちからの生涯と、出水ぽすかさんの作画が交互に、町家を探検しながらストーリーが進んでいく。

もうこのあたりですでに家族は満足して、ちょっと疲れ気味。
妻が、このイベントとリンクした漫画を買いたいということで、近くのNTT西日本三条コラボレーションプラザのインフォメーションに。

自転車に鍵もかけず、すぐに終わると思ったら、どうやらこのビルにもアートが展示されているらしい。
どこまでもアートだ。

ビルも、4Fまでしっかり展示されていて。
すでにクタクタ。

もう帰りたい空気が流れている。
励まして、二条城の外まで行ってみようと誘い出し、ジュースを買って飲んで、さあ行こうと二条城内に。

こちらは華道家の方が、震災の爪痕の残る場所に花を生けて作品にという考えさせられる内容。

ちょっとした小部屋にもしっかり展示がされている

いろいろな展示を経て、最後に登場したのは大きな和室の広間にどでかい竹のオブジェ。
今回で一番規模も大きく、感動した。
この会のために、竹を織って作品を作り、終了するとばらして撤収という、感動の大きさとそのはかなさが両方にくる作品だった。何がすごいか?言葉で説明するのは難しいけど、心が動く。

満足したので、すでに疲れ顔の家族と、近くの沖縄料理屋さんで沖縄そばを食べて帰路につく。

私、長女、次女、妻の順番で家族で一列に自転車を漕いで、同じ目的に向かって路地を探検していく。
いつもと違った景色で、お互いの安全を確かめながら進むことで、家族の絆も深まったように思う。
好きな漫画の作画家さんの絵に触れて、ちょっと大人なアートにも触れて、疲れたけど楽しかったよう。
そして、なんだかんだで10km以上自転車で自分の力で走りきったということに、一番小さな次女も自信がついてほこらしげ。

家族で自転車でアートを巡る旅。
父ちゃん的には少し物足りなさも感じるけど、それ以上に大きな何かが得られたような気がした。
今週末(10月18日)までのイベント。ぜひ、お近くの方はチェックしてみてください!

https://www.kyotographie.jp